道は、必ずひらける。

WAYS Your dreams, Woven together.

Produce by 朝日インテック

“道”を創るTopics

Vol.1
自身のサッカーと朝日インテック
重なる「挑戦」というキーワード

朝日インテックでは、地元チーム・地元出身アスリートへの支援や、スポーツイベントへの支援を通し、広く社会に貢献する取り組みを進めている。2018年12月からは、なでしこリーグに所属する名古屋市の女子サッカーチーム「ラブリッジ名古屋」をサポート。また2022年2月からネーミングライツパートナーとして、新生「朝日インテック・ラブリッジ名古屋」の支援と、地域への貢献を強化していく。同チームに所属するサッカー選手として、また当社社員としても活躍する三浦桃に、サッカーにかける想いや、アスリートを支える自社の風土について聞いた。

挫折を乗り越えるには練習しかない
自らつかみとった夢への切符

ラブリッジ名古屋は、1995年に名古屋グランパスジュニアレディースとして発足。その後、1998年に名古屋FCレディースへ名称変更、2004年に愛知県リーグから東海リーグに昇格している。2012年にはNGUラブリッジ名古屋に名称変更し、2014年に日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)3部チャレンジリーグ、2021年に1部リーグへと昇格し、現在さらに上位を目指して活動を続けている。

1996年生まれ、愛知県出身の三浦は、2歳上の兄の影響で小学校2年生の頃からサッカーをはじめたという。
「物心ついた頃からサッカーは身近な存在。リフティングが得意でよく褒められましたね。中学校では選抜からこぼれるなど挫折もありましたが、人一倍練習をするしかないと思い、左利きの特徴を磨くことに専念しました。その結果、中学3年生のときに選抜入りできてすごく嬉しかったことを覚えています」
ボランチをポジションとする三浦は、豊富な運動量とともに技巧派のレフティーとして知られる。左足からのスルーパスを得意とするなど、利き足を使った巧みなプレーが持ち味だが、そのルーツは幼少期からの豊富な練習量にあったとも言えるだろう。

ターニングポイントは、大阪のサッカー強豪校へ進学した高校時代。
「初めて親元を離れ、サッカー漬けの毎日を送りました。3年生のときに世代別の日本代表に選ばれ、同世代のトップ選手のレベルの高さを体感したことで、自分に足りないものを知るきかっけにもなりましたね」
日本体育大学時代には、名門の体育会女子サッカー部に所属。その後スペインのチームでの活動を経て帰国し、地元愛知のラブリッジの練習に合流した。

現在、エースナンバーを背負う三浦を、ラブリッジを率いる磯村健監督は「165cmの長身を活かしたプレーも持ち味ですが、何よりも、当たり前のことを当たり前にできる選手。フィジカルも強い」と高く評価する。
2021年10月には、「2021プレナスなでしこリーグ1部ベストイレブン」にも選出された三浦。上位チームが占めることが多いなか、磯村監督は「8位のチームからベストイレブンに選ばれたということは、それだけ彼女のプレーが際立っていたということ。トップ選手でありながら、誰にも負けない練習量を積んでおり、当然の結果」と推す。

朝日インテックも自分も「挑戦」がテーマ
恵まれた職場環境はピッチにも好影響

朝日インテックは、三浦の選手としての活動を支えるため、社員として迎え入れた。三浦は平日、グラウンドで練習を行ったあと瀬戸市の本社へ移動し、社長室広報担当として業務にあたっている。三浦は自社のイメージについてこう語る。
「朝日インテックは成長のために、常に挑戦を続ける会社。『挑戦』は自分にとっても大切なキーワードであり、会社の姿勢に共感しながら、自分も負けないように進化しなければと思っています」

三浦の主な仕事は、朝日インテックが社会貢献の一環としてサポートするスポーツチームやアスリートの、活動状況をまとめ発信すること。ビジネスマンとしての社会人経験を積めるだけではなく、サッカーへもさまざまな副産物をもたらしているようだ。
「広報業務ではラブリッジの戦況をまとめることもあります。チームや自分自身を客観的に振り返る機会にもなり、次のプレーへとつなげることができています。また、会社のご厚意で勤務中に本社のトレーニングジムを利用することもでき、恵まれた環境だとありがたく思っています。休日にホームで試合があれば、会社の人たちが試合会場に応援に来てくれるので、それも励みになっていますね」

また磯村監督も、スポンサー企業の存在や、三浦が朝日インテックに勤める利点について語ってくれた。
「プロスポーツは、ファンとスポンサーがなければなりたちません。そんななか、朝日インテックは医療用カテーテルのグローバル企業として、堅実でありながら世の中への貢献度が高い。その点は不思議と、三浦の持ち味と重なります。彼女はどちらかといえば黙々とプレーする選手ですが、ピッチ外で社会とふれることにより、キャプテンとしての責任感も高まったのではないでしょうか。チームが奮闘することで、スポンサー企業が活性化し、同僚である選手を応援しながら互いに切磋琢磨することにつながれば嬉しいですね」。

人生で迷ったときは難しい方へ
WEリーグでの活躍を通して恩返しを

ラブリッジのエースとして、また朝日インテックの広報担当として活躍してきた三浦だが、2022年からはさらなる飛躍をめざす。日本女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」。ラブリッジも昇格をめざすリーグでひと足早くプレーすべく、朝日インテックを離れ、関東のチームに所属することに。
「朝日インテックは、社会人未経験の私に大切なことを教えてくれました。どんな時にも温かく応援してくださり本当に感謝しています。離れることはとても寂しいですが、私のWAYS(信念・道)は、人生で迷ったときには難しい方を選択すること。WEリーグでは今以上に困難が待ち受けているかもしれませんが、迷いはありません」。

そんな三浦に、磯村監督も熱いエールを送る。
「彼女の夢は以前から聞いていました。ラブリッジの貴重な戦力がチームを離れるのは残念ですが、三浦のような選手を毎年輩出できるような、いい循環を生まなければとも考えます。より競争の激しいチームへと移籍しますので、そこで活躍できるかは三浦次第。ぜひWEリーグでも注目される選手になってほしいですし、ラブリッジも必ず昇格して、再び三浦を受け入れられるようにがんばりたいですね」。

新たな挑戦をする三浦はどのような将来像を描いているのだろうか。最後に三浦から今後の抱負を聞いた。
「まずは一つひとつ、目の前の課題をクリアしていくこと。そうすることで日本代表という夢もよりリアルになってくるかもしれません。サッカーができること、プロサッカー選手として活躍できるのは、決して当たり前なことではなく、恵まれた環境があってこそ。これからも感謝の気持ちを忘れずに、朝日インテックと同じように『挑戦』を続けたいと思っています」。

朝日インテックにとって、地域社会の発展を支えることは大切な使命であり、その一環であるスポーツ振興は今後も力をいれていく。当社に所属しながら、地元チームで活躍をしてくれた三浦は離れることとなるが、切磋琢磨しあった大切な社員の一人として、これからも全社をあげて応援していきたい。






▼プロフィール

【三浦 桃 MOMO MIURA】(写真右)
1996年生まれ、愛知県出身。地元中学校を卒業後、大阪の大商学園へ。日本体育大学へ進学後に体育会女子サッカー部へ所属し、U-23代表にも選抜。大学卒業後、スペインでの練習を経て、2019年にラブリッジ名古屋に合流。入団を機に朝日インテックへ入社。チームでは165cmの長身と豊富な運動量を活かしてボランチとして活躍。2021年よりキャプテンを務めた。2021プレナスなでしこリーグ1部ベストイレブン。

【磯村 健 KEN ISOMURA】(写真左)
1965年、千葉県出身。JFA公認A級コーチ。1987年国立FC(現東京女子体育大学)コーチ、1989年東京女子体育大学コーチ、1990年シロキFCセレーナコーチ、1997年より監督。2000年名古屋グランパススクールコーチ、2002年名古屋グランパスアカデミーコーチ、2005年名古屋グランパススクールコーチを経て、2020年よりラブリッジ名古屋監督。



写真=太田昌宏(スタジオアッシュ)

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